ついにリアルのイベント企画に手を出した話

私は、テンションがあがると手に負えないのであります。

これまで出不精と人見知りを理由にかたくなに避けてきた、リアルで人様と相まみえるタイプのイベントの企画に、ついに手を出してしまいました。

私の大好きなバンドsyrup16gの楽曲をみんなで代わる代わるカヴァーしながら、酒やジュースや茶など飲もうではないかという、シロップファンの、シロップファンによる、シロップファンのためのイベントです。

行きたいって言ってくれる人、けっこういてくれて、とてもうれしい。
シロップファンは、気持ちがやさしいですね。

私は、愛想だけはいいのであんまり信じてもらえないのですが、わりと人見知りをするんです。

よほど気を許した相手でもなければ、自分から人に喋りかけることがとても苦手。
人混みの中で否が応でも聞こえてくる赤の他人の会話や笑い声がすごくこわい。
人の言葉がうまく聞き取れなかったりする。
テンションが上りすぎて暴走してしまう時がある。
めちゃくちゃ楽しかったはずのイベントのあと、自分の行いに対するいろんな後悔がうずまいて、苦しくなってしまう。

そんなこんなで、なんか嫌な思いをさせてしまうんじゃないかとか迷惑かけてしまうんじゃないかとか、色々考えてしまって、それでとても腰が重くなってしまっていたんですよ。

で、ですね。
私はそんなに珍しい感性を持っている人間ではないので、同じような思いで、やりたいことを思い切ってやってみることが出来ずにいる人が、いるんじゃないかと。

もしかしたら、たとえば今回私が企画したシロップカヴァーイベント、本当はこういうやつめっちゃ行ってみたいのに何かが怖いせいでブレーキが掛かってしまっているって人、いるんじゃないんだろうか、などと。

でもそれって、「大丈夫だよ、おいでよ」なんて無責任な言葉でどうこうできるもんじゃないじゃないですか。私、カウンセラーでも医者でもないし。むしろ、当事者さんからしてみたら「てめえに何が分かんだ」って話ですよ。

だから、私に想像が及ぶ範囲で、つぶせる範囲の怖さを具体的な形でつぶしていってみれないかな、と思ったんですね。今回は私が主催者なので。

そのうちのひとつが、下記のツイートのようなこころみです。

あともうひとつ考えているのは、使い捨てのウレタン耳栓をお皿にがばっと置いておこうかと思ってるんです。
人によっては長時間いると耳がつかれて、それによって理由がわからないしんどさが出てくる可能性があるので、適宜お耳休憩タイムをとってほしいなって。

あと、「一旦ひとりになって気持ちを落ち着かせられるタイムアウト部屋」みたいなのが設けられたらいいなって思っています。これはお店の構造にもよるので、できないかもしれないけれど。

私は博識ではないので、もし「こういうのあったら助かるんですが」みたいなのがあったら、教えてほしいんですよね。
それが私レベルの人間に対応できることかどうかは別にして、そういう事情があるひともいるのだということを、教えてほしい。

全員を置いてけぼりにしないで運営するのは、たぶん無理で。
でもなるべく、可能な限りみんなで譲り合いながら楽しめたらいいなあと。
そんな綺麗事を考えておるのです。

で、私が成長したところ!きいて!
私、人を頼れるようになったんです。

これは私にとってはすごいことなんです。
全部を自分でやれないなら手を出すべきでない、そうでないと人様に申し訳ない、そんなことではだめだ全部自分でやらなくては、そういう思いがものすごく強かったのが、ゆるんだのですよ。
役割分担、それぞれのデコボコを合わせてうまいことやる、自分ひとりで抱え込まないという勇気を得たこと、これは非常にでかい。やれることが圧倒的に増えた。

ご協力いただいている方々、本当にありがとうございます。
めちゃくちゃ助かっているし、とっても嬉しいです。

当日もたぶん、さんすうとか、緊急電話とか、すうごいお願いすると思います。

あと、私がフラフラ放浪したくなった時に受付の番しててくれる人、誰かにお願いするかもしれない。

何卒、何卒、よろしくお願いいたします。

ぜーーーーーたいポシャらせないで、やるから、きっときてよね!!!