ちいちゃな絵を飾る暮らしはいかがですか

という内容のブログで、最終的に自分とこの商品に誘導できるような売り物があれば商売人だね〜という感じだったんですけど、残念ながら私にはまだありません。なんてこったい、からしめんたい。

私の部屋はですね、たいへん散らかっているんですよ。
片付けが非常に苦手でございまして。

生活感のないおしゃれな部屋というものに大変興味はあるのですが、実用性重視かつ定位置からすべてに手が届く配置にしておかないと、あっという間に際限なく散らかってしまうので、なかなか洒落っ気を出していくことが出来ません。

そこに輪をかけて、もともと無頓着な性格をしていたもんですから、花を飾るとか、テーブルにクロスを敷くとか、そういったインテリアコーディネイトという観念がそもそも頭にないタイプだったのです。

だったのですが。

ここ2年ほどで、ずいぶんと、概念が変わりました。

「だいすきなものが頻繁に目に入る」というのが、とても精神衛生上よい、というのを身を以て学んだのですよ。

直感的に刺さってくるのは、「色」ですね。
私は黄色、赤、オレンジなどの暖色系がとても好きなのですが、そうした、自分が好む色味をもつものをちょこちょこ身の回りに差し込んでいくと、ふとした瞬間に「あっ、いいなあ」と感じられ、精神的な安定を維持しやすいことを発見しました。

また、私の場合、好きな色味は体調や気分によって微妙に変わるんですけれども、その機微を自分で面倒見てあげて、今の気分によく合う色を持つものにその都度センターとらせてやると、より自身の安定感が増すように感じました。
また、精神面の体調のバロメーターにもなりうるなと思いました。

片付けが苦手と言っても、床や棚の上は散らかり放題とはいえ壁ならば、なかなか散らかしようがありません。
だから、壁になら、私みたいな散らかし放題の人間でも好きなものを飾ることが出来ます。

先日購入させていただいた、イワモトマナさんの絵など、本当にすてき。
見る度に、心がゆるやかになります。

イワモトマナさんの絵

また、私の部屋には大好きな友人アーティストさんたちの絵を飾っておくスペースというのもあって、これまたいいんですよ。
とてもゆたかな感情がわいてきます。

ぐへへへへとなる みんなうちのねこ描いてくれる

「アートとか言うならまず自分のことを好きにならなければならない」と思って壁に飾るようにした自分の絵たちも、まあまあ気に入っています。

IMG_1115
さすがにちょっと整頓しないと

「部屋に絵を飾る」って、大仰な感じがするじゃないですか。
お金持ちの人がやる高貴なやつ、みたいな。

ぜんぜん、ぜんぜん。
私レベルの暮らしの人間でもできること。やっていいこと。
すごくいいですよ。

おっきい絵は、そりゃあ値が張りますから、思いきらないとなかなか買えないと思いますけれど。
それに、飾るスペースも要りますしね。

だから、そんなゴージャスな感じではなくて。
小さな絵をいくつか買って、部屋の一角にそっと飾る、そんな暮らしはいかがですか。
気張らず、ふらっと。

私、いいアーティストさん、知ってますよ。いっぱい。
声かけていただいたら、教えますよ。

私も、「この人の絵を部屋に飾りたい」と思ってもらえるように、精進します。

絵のある暮らし、いいよ。

おすすめ。