「待ってるだけじゃダメ」って本当は言いたくない話

ブログをあんまり日に何度も更新したら引かれるかなーと思って、あんまり更新しないようにしてたんですけど、やる気がもったいないので、自ブログぐらいは好きにしようかなと思いました。

「待ってるだけじゃ何もつかめないよ!」っていうアドバイス、あるじゃないですか。
わたし、本当は、アレ、無しにしたいんですよね。

本当は、「いいものさえ一生懸命に作ってれば、あとは自然に声がかかって、いいことがある」っていうのが、個人的には理想なんです。
何でかって言うと、私自身がグイグイ自分から前へ前へ行くの、苦手なタイプだからです。

けれども、実際問題の話、しますね。
実際には、前へ行ったりして何らかの形で目立たないと、なっかなか見つけてもらえないんですよね。やっぱり。

そんで、結局ね、たとえば「社会で生きるのに不器用で、絵を描くというスキルだけに特化している人」はもう何か「保護対象」みたいな扱いになっちゃって、「一般社会でそこそこやっていける最低限の社会性があり、かつ絵が得意な人」にならないとなかなかうまくいかないんですよね、
いやもちろんそれは当たり前のことで、基本的にはそうあるべきなのであってそれを否定したいんじゃなくて。
人と人の仕事だからね、当たり前なんですよそれは。
そこは理解していて、必死でその方向の努力をして食ってる人を否定したいのでは決してなくって。ごめんなさい、なんか書き方が下手くそでいやな書き方になっちゃったかも。

ただどうでしょう、絶対的にね、いるんですよ、「社会性の部分がどうしてもクリアできない、不器用な、でも、通用するレベルのものを作ってる人」っていうのが。

そういう人に何が必要かって、「味方」なんだと思うんだよな。
味方が要るんだよな。

でもそういう人は、人と組むのが苦手だったりする。本当は味方がほしくても、自分から誰かに声をかけることがどうしてもできなかったりする。
私はそういう人の味方になりたいという感情があるんだけれども、でも、私の力不足で、どうしてもそういう人を見つけきれないんですよね。
やっぱり、「自分から手を挙げられる人」「雑踏の中である程度目立てるスキルがある人」しか、なっかなか見つけられない。という現実がある。

で、たぶん、私のように思っていて、実際に行動に移している人は、けっこういっぱいいる感じがする。

需要もあるし、供給したい人もすでにたくさんいるんだけども、問題なのはその需要と供給がうまく出会ってないことなんだよなあ。

あともうひとつあるのが、「供給する側にものすごい責任感が要求される」という部分じゃないかな。
「最後まで面倒見きれないなら手ー出すな」というおっしゃるとおり論があるから、感情としては助けたくても、うかつに手が出せない現状があると思う。

ただでさえ、誰かの困り感を助けたいと思っている人って「以前に自分自身が困っていた人」というパターンが多いと思うんですよ。
つまり、既往歴があって、なんかあった時に潰れやすいリスクを抱えている人。
だから、下手に手を出して潰れないように周到にしっかりと準備を……と準備ばかりに時間をとられて、なかなか実際の行動に移せないケースがあると思うんですね。

でもね、「責任取れる保障はないけどダメ元でお手伝いします」という助け方があってもいいんじゃないかな。
自転車の練習で、最初だけうしろ持っといてあげるみたいな。
「最後まで責任持てるわけじゃないけど、最初のきっかけだけ一緒にやってみます? 一回やってみてハードル下がったら、今後自分でも出来ますでしょ?」みたいな、よりライトな助け合い。

責任感を求めすぎるとね、誰も助け合えなくなっちゃうからね。

ぬ〜〜〜〜〜ん。むずかしい。
私の場合は「聞いてよマスター。って言わないとこっちからは聞きませんよ!」とか「すごくないレコーズっつっといてスカウトとか出来ないから、自分から来てね!」ってコミカルに言っとくことによって、声をかけやすい環境をつくるぐらいしか案が思いつかんでから、しゃーなしでその方法をとってるんですけど、全然拾いきれてない。

タイトルのとおり、「待ってるだけじゃダメ」って、出来たら言いたくない。待ってるだけしかできない人でも助かる環境を作りたい。でも現状、待ってるだけの人を見つけるすべが私にない。私の力不足。ジレンマ。

そう、なにしろ人間にはね、味方が要るんですよ、とにかく味方が要ると思う。
この人は味方だ、まで行かなくとも、少なくとも敵ではないな、とそのように思える人間が必要だと思うのよなあ。

でもね、ぶっちゃけ、形だけ「私はあなたの味方です!!」とか言われるほど胡散臭いことって無い。
そんなもん相性だし、そもそも口じゃなくて行動で示すっきゃないですもの。

もしこれを読んでくださってる中で、本当は私に声をかけてもらいたいのに と思っている奇特な方がおられるとしたら、申し訳ない、まだ私があなたに声をかけてないのは私の力不足・キャパ不足です。まだあなたを見つけられてないです。
ほんとになんかこう、私が頑張れば頑張るほど、誰かを逆にみじめというか孤独な気分にさせてしまってる気がしていて、この「拾いきれない」っていう部分が本当に申し訳ないんですよね。

というかですね、私はまじで人に声をかけるのが苦手なので、本当お手数をおかけするんですけど、できましたら、勇気が出るときがきたらで結構ですから、ぜひ声かけてくださいね。
私も、あなたを見つけ次第、勇気を出して声かけるようにしますね。

シクヨロ。