「展示」っていう経験をしてみないですか。という提案

来年、またしても展示の予定を入れました。
2021年6月。場所はふたたび、熊本市・未来会議室です。

今回も、私ひとりだけじゃなく、私の周りにいるすんばらすぃ〜アーティストさんをお招きして、複合的な展示とさせて頂く予定です。

ときに。
未来会議室さんのアートギャラリーって、こういう感じなんですよ。(前回お世話になったときの画像)

こういう感じで、棚になっているんですね。

で、この両角のところ、あるじゃないですか。

ここにですね、ぜひ、「ひとりで個展なんて大それたことは出来ないけれども、描いた絵を誰かに見てもらう経験は、してみたい……」という方の絵を、置かせていただきたいなと。

思っておる次第で、ございます。

棚の一区画が、ヨコ490mm、タテ325mm、奥行き約240mm。
この一区画に収まるだけの量で、展示っていう経験をされてみたい方、おられますか。

お金なんてとりませんよ。だって、こちらの会場さま、展示料が無料なのですから。
それと、搬入・搬出は私が責任持っておこないます。遠くからわざわざ来ていただかなくても大丈夫。
作品を宅配便で送付していただくか、あるいはデータでいただければこちらで印刷して、安価なフレームにはなりますが額装もできますよ。
だから、遠方の方でもだいじょうぶです。

ポストカードサイズを100均の額に入れたもの、ひとつだけ、とかでもいいのですよ。
それに、「本格的に絵で活動していく」みたいな高いモチベーションじゃなくてもいい。
すきま時間に描いた趣味の絵、とかでも、大歓迎なんです。

さらに、途中で体調面・精神面でトラブって「うう、やっぱり描けない……」ってなっても、連絡さえいただければ、そもそも私の展示なので私の絵で埋めればいいだけですから、穴が空いてしまうことはないです。誰にも迷惑かからないです。

もしご興味お有りでしたら、ツイッターのDMをください。DMで話きいてみて、やっぱりやめた、ってしても大丈夫ですよ。
いちおう、現時点でフォローしてくださってる方限定にしようかなって思ってます。

なんでこんな人を巻き込むようなことをするのか、語らせてくださいね。

私は、今はそんなことないんですけど、30歳くらいまでですかね、「すぐに死んでしまいたいような急性のものではないけれども、なんとも言えない、腹の底にいつもあってふとした時に顔を出す、さびしさみたいな気持ち」があったんですよね。

なんかねえ、なんでしょうね。
そんな恵まれない環境とかじゃないんですよ。別に。

でも、まっすぐに本心でちゃんと私をほめてくれる、認めてくれる、誘ってくれる、そういう人がね、いなかったんだよな。
いたとしても、信用することが出来なかったのですよね。こわくて。

それはもちろん周りのせいとかでは一切なくて、むしろ私のほうがひとを拒否していたのであって、だから周りも遠慮して私を誘えなかっただけなんですけど、でもなんでしょうね、なんとも言えず、さびしかった。

わがままなんですけどね、「わざわざ向こうさんから声をかけてくれるぐらい、他者に必要とされる存在になりたい」って思ってたんでしょうね。多分。

でも同時に、「私なんかが出しゃばるのなんぞ、勇気と時間の無駄だ」っていう感覚がすごくあった。たぶんこれは、親との関係性が原因かも。
私が絵を描こうが歌を歌おうが、無視またはせいぜい「はいはい静かにして」みたいなリアクションしかもらえなかったのが尾を引いていたかもしれない。

私が最近元気なのって、きっかけのひとつとしては、絵を褒めてもらえたことなんですよね。

私はね、デッサンが下手くそだし、デザインセンスがあんまりない。
技術的に「上手い」っていう感じじゃない。知識も少ない。器用でもない。
それは理解していて、卑屈になっているわけではなく、「上手くはない」「どちらかというと、低廉な部類に入る」という事実を認識しています。

でも、その部分じゃなくて、たとえば発想とか、雰囲気とか、モチーフ選びとか、活動の方向性そのものとか、そういう部分を嘘なくほめてくれた方がいらしたんですよ。
で、それを真に受けることが出来たときから、ちょっとずつ、何かが変わっていったんですよね。

それから、創作する人って、けっこう浮き沈み激しかったりするじゃないですか。
だから、展示などの長期待ちの案件となると、「半年先どころか明日の自分の体調すらわからないので、そういうのは責任持てない」という理由で、やってみたくてもできなかったりする。

私は、「もし出来なかったら私が埋めとくんで、ここでは無責任になってもいいですよ」って言いたい。
もちろん、この制度にすることで「ただただ、ガチで無責任な人」が応募してきてしまうリスクはある。
けれども、「めちゃくちゃ責任持ちたいけど、どうがんばっても持てない人たち」がいっぱいいるんだから、やったほうがいいって私は思ってるんですよ。

だからですね、もしこの話にピンとくる方で、展示っていうものにご興味ある方おられましたらですね、ほんのちょっとだけご自分をゆるして、無責任になって、思い切ってみないですか。

だめならだめで、なんとでもなりますから。

絵がね、お好きなんでしょ?
私知ってますよ。

うん。

私アバウトなので、なんかあっても大丈夫ですよ。

何が大丈夫なのかわかりませんけど。

まあ、まあ。ちょっと考えてみてくださいね。よかったらね。

ではでは。