活動内容の良さと人間性の良さを両立したい話

たまに、こう、
「やってることは素晴らしいんだけど、普段の言動がなあ……」
みたいなの、あるんですよね。

ついこないだも、セクハラで告発された福祉団体のトップの人がいましたよね。

「ものすごく素晴らしい活動をしているけれども、人間として見ると、ちょっとよろしくない部分がある」
というのがね、なんかこう、有名な団体さんとかでもたまに、散見されますよね。正直。
それこそ、トップがちょっとセクハラ・パワハラ気質だったりとか。

多分そういうのって、根底に、「困っている人を助けたい」というのが強く根付いてるんだと思うんですよね。
中には「良い活動をして社会的な評価を高めたい」みたいな人もいるんでしょうけど。

ただね、そもそも「助ける」って、やっぱり上から目線なんですよね。どうしても。

で、団体になってくると、「あなたも私と同じ温度で問題に向き合ってください!」「なんで出来ないんだ!」みたいなことになって、気づいたらハラスメントみたいな状態になってるとか、そんな感じなのでしょうかね。

それってね、助けなきゃいけない人を増やしてしまう行為なんですよね。助ける側だって人間なんですから。

誰かを助けたい と思う人って、自分自身が「誰か助けてくれ」って思ったことがある人が多い気がするんです。
でも「誰か助けてくれ」って思ったその古傷は、何年経とうがずっと痛むものでしょうし、変な話、この世に存在する全員が「助けてもらう側の人」なんだよなあ。

「助ける側」「助けられる側」という価値観そのものを撤廃してみるのはどうだろう。
互助。人それぞれが持っているスキルを平坦にならさないで、特化してるなら特化したまま、してないならしてないまま、そのまま突き進んでもらうスタンスだとどうなるのかしら。

現実問題、「すぐれたひと」「おとるひと」は当然出てくると思うんだけれども、それはあくまでも「一定の分野においてのみ」であるっていうことを、ものすごく強調していく。

たとえば私は算数という分野では著しく劣っているけれども、これを否定したりむりやりスキルアップを目指したりするのではなくて、「ただ、そうである」というところを受け入れて、とくいなことだけを重点的にやる。
では、算数が必要な時はどうするのかというと、「excelにまかせる」と「算数がとくいな人にまかせる」があると思う。

特技がはっきりしている人は、それでいいんですよね。

私は「自分には特技がないと思っている人は、もともとないんじゃなくて、あったはずの特技を押さえつけられて無いことにされてしまっただけだ」論者なのでその立場からものを言うんですけど、その「特技を押さえつけられて大人になってしまった人」がどうするのかなんですよ。

今の段階で「人はなんでもいいから特技がないといけない」「掘り返せばひとつぐらい特技があるはずだ」とかにしたら、絶対ダメだと思うんですよね。

「特になんもない」というのも、これもひとつの特徴として受け入れる必要がある。
「わざわざ無理して輝く必要性は、いっさいない」「何をしようが、何もするまいが、何の疑問もなくただそこにいればよいし、それができる世界でないといけない」というのも当たり前にないとだめですね。

私自身がね、バイアスというか、思い込みや先入観、そういったものがけっこうあるんですよね。
なっかなか、これを全部解除するっていうのがむずかしくて。
だから人一倍発言には気をつけないと、本当、ポロッと差別発言とかしかねないですからね、あぶなっかしい人間ですよ私は。
いい人間になりたいですけどね、なかなか難しい。

今気づいたんですけど、最初の議題とまったく話ズレてますよね。

まあいいや。

今つとめているバイト先が、たぶん2年か3年かしたら、いまいる人手が飽和状態になるんですよね。統合とかで。
そのタイミングでの完全自立を目指して、「自分の生活のための自営業」みたいなの、ちょっとずつやっていってみようかなと思ってるんですよ。

で、前のブログに書いた「芸術家としての自分のアトリエ(+画材類)を、みんなにもシェアする」っていうお商売はじめて、それを生活のためのお金にして、あとあと閉校した小学校借りられたらそこは無料で同じことして、みたいなふうにしたいのです。

そのときに、もしうまくいったら人を雇ったりするかもしれないんですけど、なんかね、そうなったとしても「トップ」みたいな立ち位置、私、いやだな。と思って。
私多分、経営者って向いてないんですよね。けっこう無責任ですし。ふにゃふにゃしてるし。
だからやっぱり、個人同士の業務委託契約みたいな形にしたいなあ。
雇用契約って、あんまり雇用される側から内容についてグイグイ口出せないじゃないですか。
でも業務委託契約だったら名実ともに立場は対等なので、不利な条件には堂々と口出せるでしょ。
ゆくゆくアーティストさんとして独立するときの税金とかの処理の練習にもなるし。

やっぱり、親が自営業だと子も自営業になるんですねえ。

血は争えないものです。
母と次兄は割とどこでもうまくやっていけるタイプなんですけど、父と長兄と私がダメですね。

いやーどうなることやら。

タイトルの話、どこいってん。

しらん。

また。