syrup16gのうちお二方が出演するラジオを聴いた(感動した)話

ご存じの方も多いかと思いますが、私は、syrup16gというスリーピースロックバンドの大ファンです。
ねじろには、私物のsyrup16g過去音源がいっぱい置いてあります。
「リアル」のシングル盤とか、初期盤の「HELL-SEE」とか。

そんなsyrup16g、コロナの影響もありかなりゆったりとしたペースで活動しておられるのですが、昨日配信分の「UKPラジオ」というUK.PROJECTのポッドキャストにて、五十嵐隆さん(Gt/Vo)、中畑大樹さん(Dr)がご出演なさりました。
これはたいへんに珍しい一大事ですから、ねじろを早々に閉めて家で聴いておりました。

飄々としたライトなお話から、結成初期の活動の裏話など、たいへん貴重なお話を聞かせていただきました。

非常に、非常に非常におこがましい話なのですが、結成初期の迷走やHELL-SEEリリース時の心境などのお話が今の自分にすごく響く、グッとくるものがございまして、おもわず筆を取っておる次第でございます。

やっぱり大人が寄り集まって何かをすると、「自分以外の人間の意向を汲む」っていうことはしないといけなくて。
ねじろは私の創作作品である、けれども、同時に事業であり商売であるから、ワンマンになりすぎてはいけない。

私は、そこまでそれを嫌だと感じない人間ではあるのですが(どちらかというと期待に応えたがるタイプ)、でも、それでも自分の中に「こうしたい」っていう強い思いはやはり、あって。
でもそこをガッと言うのって、すごく勇気がいるんですよ。
言ったからには、売れなきゃダメで。売れなかったら自分の責任であって。周りの言うこと聞いといたほうがいいんじゃないかとか、いろいろ、考えて。

でもさすが、syrup16gだな。「こうしたいんです」って言えるところが。
私も、常々言ってますがHELL-SEEはエピソード込みでもはや別格扱い、大大大好きなアルバムです。

そして、今現在の私に響いたのはやはりUKPの代表でいらっしゃるdaimasさんの懐の広さです。
これは本当に強く強く見習いたいところです。

「COPY」のリリース時、当時の既存曲をまとめて持って来るのかと思いきや全新曲を引っさげてきたシロップに「何しとんねん!?!?」となった(要約)とdaimasさん。
でも、それでもシロップを信じてリリースしたから、今のsyrup16gに私は出会えている。

「よいものを、セオリーどうこう無視して、とにかく信じる」って本当に大切なことだと思うんですよね。
「誰がキミのことを蹴ろうが殴ろうが、わしゃキミの作品信じるよ」という度胸は、絶対に、よりよいものを生む推進力になるというふうに私は思うんです。

「ダメダメそんなんじゃ! こうやれ!!」みたいに言うような人のほうが、効率はいいかもしれないです。
信じて待つのは、すごく時間かかるので。

「信じて待つ」ができる人間になろう。
そしたらきっと、なんとかなると思う。
それに、もし信じて失敗したとしても、自分の中でちゃんと納得ができると思う。

は〜〜〜〜ほんとよかったなUKPラジオ〜〜〜〜〜〜〜。

ごきげんです。

また。