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「おそらが世界地図だった日」 – キノコラム
小さい頃、家の近所の公園に正方形で背もたれのないベンチがあって、私はそこに腰掛けてそのままうしろに寝転んで、真っ青な空をゆうゆうと散歩している雲をながめるのが好きでした。 おさない私は、「雲っていうのはきっと、地球上の大地が空に映ったもので、あれはずっと見ていれば世界地図になっているに違いない」と思っていました。 たし