いろいろなお知らせがたまっている話

いつも大変お世話になっております。
 
最近なんかもういろいろやっておりまして、お知らせがあれやこれやとたまっておりますので、まことに僭越ながら、ご案内させていただきたいと思います。

1,ワケアリ展覧会 ON THE WEB

このたび、2019年8月3日に、かねてより企画しておりました「ワケアリ展覧会 ON THE WEB」が公開のはこびとなりました。

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総勢17組ものすばらしいアーティストさんが集まってくださいました。
音楽、イラスト、まんが、小説、詩文、切り絵などなど……
たいへん幅広い展覧会となっております。
ぜひともお越しいただき、ご参加くださったアーティストのみなさまにあたたかいリアクションをどうぞよろしくお願い申し上げます。
 

2,キノコファクトリーWEBサイトリニューアル

これまで絵や音楽は忍者サンドボックスのテンプレートで公開していたのですが、今回cssのリファレンスやフリーのjsと必死でにらめっこをしまして、少し勝手を変えました。
多少、操作性がよくなったのではないかと思います。
ぜひご覧になって下さい。
 
 

3,ジャケットイラストのおしごと

 

 

ジャケットを描かせていただいております。
ぜひともお手にとっていただければと思います。
 
お知らせとしては、このあたりでしょうか。
 
せっかくですから、独り言でも書いておこうかと思います。
 
私は、他者といっしょに、あるいは他者のために何かするのが苦手でした。
 
そういうのが嫌いなのではなくて、どうやったらいいか、どのように振る舞えば迷惑をかけたりいやな思いをさせたりしないのか、どうあれば気持ち悪がられないのか、よくわからなくて、手が出なかったのです。
 
もとはわりと人懐っこい性格なのですが、突っ走るタイプでもありますから、「気持ち悪い」と言われることが多くありました。
 
それにコンディションの浮き沈みが激しく、「自分が今やりたいこと」を最優先したいという気持ちがどうしても強く、その時の気分によって出来ることと出来ないことが著しく変わってしまうので、責任を伴う安定した関係性はなかなか維持できませんでした。
 
必ずどこかのタイミングでフラッと気分が変わってしまうことが自分でわかっているので、それが相手に申し訳なくて、いつしか私はひとを心の奥まで決して招かずに、関係性が深くなりそうになるとひらりといなして笑ってごまかすような関係構築のやりかたしか出来なくなっておりました。
 
とにかくもう、人にいやな思いをさせたり迷惑をかけたりしたくありませんでした。
やさしい人になりたかった。
 
自分みたいな人間がやさしい人になる手段は、「人と深く関わらない」しか考えられませんでした。
 
自分のことがものすごくきらいだったんだよなあ、と、思います。
きらいというより、とにかくダメだと思っていた。
 
自分みたいなもんがこの世に存在すること自体がダメで、それはもうとんでもない大犯罪と言うか、罪深いと言うか、更にそれを自分で解っているにも関わらず強い意志で自ら消える度胸もないというのがなおのこと強欲かつあくどい、自分は凶々しい巨悪である、人に言っても否定されるからいちいち言わないけれども、実際この世に自分という存在があることが戦争や飢餓や世界のすべての歪みの原因なんですよ。みたいなところをわりと本気で信じ切ってしまっておりました。
 
いまでも「わし全然アカンなあ」とは思っているし、ダメであることは謙遜とかでなく事実なのですが、なんと言うんでしょうか、今は「ダメ人間ではあるが、全体的には、なんとなく、フワッと、そないいうほど悪くもないんとちゃうか」ぐらいのところまで持ってこれている感があります。
 
私はお医者さんやカウンセラーさんじゃないので、なにがどうなってそうなったかはよくわかっていないんですけれど、なんか、ちょっとよくなってきたら、かつての自分に重なって見える人をたすけたくなった。
それで、自分に遺っている過去の心のしこりがちょっと取れるような気がした。
 
だから、結局自分のためなんですよ。全然いい人とかじゃないです。
 
すっごくよい作品を作るのに、認知の歪みっていうんですか、そういうので自分を否定しまくってしまって、本当は自慢の作品をひっさげて「どやっ!」と行きたいのに表に出ることを渋ってしまったり、それから、自分が苦手なところをちょっと人にサポートしてもらったら絶対にサイコーになるのにそれができずにいる人、
なんかね、なんか、しあわせになってほしい。
なんかこう、なんていうんでしょうか、アートにこだわる必要もないし何でもいいんですけど、「ただただ、あなたは、あなたであってほしい」みたいなことを、おもうんです。
 
できないときはできないでいいと思いますし、ただ、「どうしてもやりたいのにどうしてもできない」を少しでもなんとかしたい。
 
なんか、誰かの気持ちの切り替えのきっかけになってくれていたら、いいな。
ワケアリ展覧会。
 
絶対好き嫌いは分かれるやりかたなんです、病気や障害を前に出してるし。
「ケッ熱血かよ、くせえんだよ」みたいな人にも合わないと思います。
でも、いいのです。
私は、本質的にはただ、昔の私を救いたくてやってる。
「苦しかった時、こういう人がいてくれたらよかったのに」をやってる。
なので、合わない人に合わなくても、しょうがないのです。
 
勇気出してご参加くださったアーティストさんに、あたたかいご感想を贈られてる方がいらっしゃるの見た時、泣きそうになりましたよ。
なんか、私が救われたような気がして。
 
ものすごく、「やってよかった」と思っております。
 
とても素晴らしいアーティストさんが勢揃いです。
ぜひ、見て下さい。