現状に関するかんがえごと、ごとごとごと

私は、どちらかというと、パソコンとインターネットが得意だ。

見様見真似ではあるけれども一応、htmlは多少組めるし、cssも調べながらではあるけれども、ある程度はわかる。
ただしjavascriptはちんぷんかんぷんで、フリー使用可のものを拝借しているけれども。
SNS、動画サイトなどの使い方は説明を読めばだいたい理解できるし、マナー等もおおむねわかるし、そういった媒体を経由しての友人にも恵まれている。

むしろ、顔つき合わせたリアルな付き合いのほうが緊張を伴い、苦手と言える。

だから、私個人の話でいうと、現在の「家からなるべく出てはいけない」という状況には比較的、順応しやすいはずなのである。

けれども。
私は、場の雰囲気というものにたいへん影響をうけやすい性格をしている。

みんなが外出困難をつらそうにしている雰囲気によって、さも、私自身もひどく困っているかのようなつらい感情に襲われるのである。

でも、よく考えると私個人はたいして困っていない。
もとの生活とほとんど変わらない日々を過ごしている。
最初から出不精なので、外に出ないことは苦ではない。また金銭面にも影響はなく、現在時点では変わらぬ出勤をし、変わらぬ収入を得ている。

つまり、私についてはいま落ち込む必要はないということになる。

一方で、落ち込まざるをえない状況に追い込まれている人が多数いらっしゃる。
また、加害妄想のような考えの癖がある方も心配だ。世界のこの状況をすべて自分のせいだと思い込んで、自分を責めていやしないかと、ふと頭をよぎる。

私も人の子であるからして、やはり、私に出来ることは何かを考える。
「家にいる」は、通勤を除いてはクリア可能だ。しかも少ないストレスで。
だから、自分に余裕のある今は、もう一段プラスアルファを考えたい。

私はパソコンとインターネットが得意である。
そして、今泣きを見ているのは、リアルでの温かいつながりを大切に大切に育ててきた方々だ。

私は、ネット上のつながりをさほど脆いとか疑似だとは思っていない。
人間が動かしている以上、そこには必ず温度があるという考えでいる。ネット上で出来た友人に心底助けてもらった経験数は、両手両足の指では足りない。

しかしやはり、本当に顔つき合わせて腹から話すのには、かなわない。それは間違いなくあると思う。
そして、それをわかっているからこそリアルを大切にしてきた人たちが、今、こまっている。

私はその人達を助けたい。
もちろん、「提案した結果、相手が望むのであれば」だけれども。

先日、紙芝居パフォーマンスを撮影・配信させていただいた。
その方は、お宅にwifiを通しておらず、ネットはスマホのモバイル回線のみしか使えないとのことで、この騒ぎでライブもすべてキャンセル、さてどうしたものかと考えあぐねていたそうで。

密にならぬよう、おもちゃ屋さんの駐車場をお借りして。
青空のもと、Macの充電の持つ限り、撮らせていただきました。ちゃんと距離をおいてね。ソーシャルディスタンス。あと、ごく短時間でサクッと。

そしてひとまずは私のYoutubeチャンネルでライブ配信、及び録画公開を。

お客様にもパフォーマーさんにもよろこんでいただけて、とてもうれしい。

私が何かをするときには、100%相手のためだけに動くということは、あんまりない。
ほぼ必ず、私が自己満足を得るためというのが、多少は入っている。
よろこばれると嬉しい。
嬉しいとテンションが上がる。
ひとさまのお役に立ったという自己満足、その高揚感がほしいのである。

だから、特段いい人なわけではない。
単に私の報酬系がそれでテンション上がるようになっているのでそうしているのだ。
たまたま、報酬系が喜ぶ媒体がギャンブルなどでなかっただけである。いい人などでは決してない。

この場合、「あんまり喜んでもらえなかった時にがっかりしたりスネたりしない」という心がけが重要になってくるので、これを私は非常に強く心がけているけれども、みんないい人で、だいたい喜んでくれる。

おまけに、私のまわりにいる方々は私の性質をよくわかってくださっていて、ケアレスミスなどあった場合に、やさしく教えてくれる。
私にとってこれほどありがたいことはない。怒らないで、馬鹿にもしないで、ただ「ここがこうなっている」と伝えてくれるのだ。
こんなに恵まれた話があるだろうか。

私は人に恵まれている。
これはやはりどうしても、私もなにか行動をして、お返しをしていかなければならない。

いま、目下やりたいのは、やっぱり、ネットに詳しくないパフォーマーさんや会場さんのサポートですねえ。
需要があれば、積極的に取り組みたいです。ボランティアでやるつもりですが、缶ビールか缶チューハイを1〜2本あたえると喜びますよ。

まあ、のーんびりと。