著作権のこと考え出すと最後絶対なんかきまずくなってきて考えるのをやめてしまう話

私は絵を描いたり何か作ったり歌を歌ったりして遊ぶのが好きなので、著作権に関してはどうしても多少、考えます。

が、いつだって、最終的には「うーん、むにゃむにゃむにゃ……」という結論に至らざるを得ません。

完全にガッチリ禁じて、違反する者を残らず駆逐してしまうと、それはそれでなかなかこう、文化発展の面でやや考える部分があるといいましょうか、全面NGというスタンスを100%支持、は、できかねるのですよね。

著作権法に関しては、著作者から「こら〜!」と言われてはじめて罪になる(親告罪っていうんですよね?)となっているようですけれども、実際のところ、たしかにそうするよりほかないよなあという感があります。

大きく言うと、
「原作が好きで好きで、結果としてカヴァーしたり二次創作をしたり、影響を受けたりオマージュをしたりする」
これは比較的、許容あるいは黙認される傾向がある気がします。
また、個人的にも「利益の出ぬよう、且つこっそりとやりますので、どうか、何卒、お目こぼしを……!!」という本音がございます。

で、その本音を持っている身では本来言えることではないのですが、
「人気作品であることから、カヴァーや二次創作により自分への利益が期待できるため」っていう理由での二次創作は、なんでしょうね、ちょっと個人的な感情としては黒扱いしてほしいかなあなんて思います。

ただ、それを黒とすると、前者についても取り締まらねばならないことになってしまうんですよね。

あと、ほら、画像の無断転載。ツイートとかで。
これもね、基本的に駄目だとは思っているのですが、だからといってあまりにもシビアに言い出すと、これまた難しいんですよね。

私自身、ついこないだやりました。
「なんでそんな画像持ってんだ選手権」っていうハッシュタグがあって、Syrup16gのみなさんとdaimasさんが映られている、以前メンバーさんがTwitterにアップされていたお写真を、自分のアカウントでアップいたしました。

これは幸い、社長さんにバキバキにバレつつもあたたかいお目こぼしをいただきまして、お咎めなし(いいねとRTしてくださった)としてくださったのですけれども、厳しく見るならば著作権か肖像権、どちらかわかりませんが違反行為になってくると思います。

いちおう私の中にある基準としては、「自分、もしくはプレゼントする相手が愛してやまない作品」あるいは「作者さま本人が二次創作に寛容と思われる場合」に関しては、「絶対に利益を得ない」というルールつきで、ファンアートを描いたりカヴァーしたりなどはわりとフランクな感覚でやっています。

ただ、それが「とても正しいこと」かと言われると、「むにゃむにゃむにゃ……」となり、「こ、この話はとりあえずおいといて、そういえばさあ」と別の話にシフトしたくなってしまうのです。

「好きで仕方ないがゆえかどうか」を許容の基準にしたい気持ちはあるんだけれども、それを基準にしてしまうと、利益目的とか悪意のある転載などを防ぎづらくなってしまうんだよなあ。

それからもう一つ、懸念というかなんというか。
たとえば私なんかですと、お手紙なんかに私が作ったキャラクター描いてくださったりするの、めちゃくちゃうれしいんですよね。
でも、それって、全人類共通の感覚ではない気がするんです。
自分の持ちキャラや楽曲の世界観をものすごく大事に思っていて、誰にも描かれたくない・歌われたくない人だって、たぶん、そこまで少なくない割合で、いると思うんですよ。
そういう人が「描かれるのやだ」「カヴァーされるのいやだ」って言いづらい、やだって言ったもんが心が狭いみたいになる空気は、ぜったい作っちゃいけないよなっていうのもあるんですよね。

だからこう、作者さんが自分の作品の取り扱いに対してマイルールを設けておいて、使用したい人はちゃんと問い合わせる、それが今よりさらに当たり前になる、みたいなのがいいのかなあ。
こればっかりは、人それぞれ、感覚が違うもの。対話するよりほかない、かなあ。

「何卒お目こぼしを……」みたいな空気感も、個人的には好きなんですけど、でもお目こぼししてもらう側が「そうあるべき」って言う話ではないですもんね。

でもカヴァーとかファンアートとか、やっていいならぜひやりたい!という人間なので、結局、怒られるまではやっちゃうんだろうな……という気もします。

でもちょっと、さすがに加減というものをおぼえた。
最近はちょっと、あまりにも無礼なものはやめています。たまに片鱗が出ますが。

愛を言い訳にしてはいけないのだけども!
愛を言い訳にしてはいけないのだけども!

つい!!!!!!!

でも怒られたらすごい勢いでやめます。

小心者なので。