実現可能性や具体的方法論をおいといて、この先10年でやりたいとおもってること(とお知らせ)

まず一個お知らせです。
これまでに書き溜めたブログなどを本に仕立てた「キノコファクトリーの文集」ができました。
どどんと100ページございます。

https://kinoco-factory.square.site/product/-/56

Amazon Kindleでは650円、本バージョンは800円となってます。
よろしくどうぞ。

◆ お知らせおわり ◆

さて。

なんかねえ、私ねえ、やりたいこと多いんですよ。
一応、目標に近づくように一個ずつ行動はしていってるんで、気が多いなんて言わないでよね。

まず前提として、私は、「一応芸術家ということになっている、お絵かきやものづくり大好きなキノコファクトリーとして」というのと「ADHD当事者であり、またグレーゾーン・軽度障害/疾病・未診断の生きづらさを持つ人々の社会的立ち位置を危惧している髙野温子として」っていうのをいったん軽く分けて考えて、それぞれを精査してから合体させて、それをもとに活動しているんですね。
言うてもそんな厳密に分けてないですよ。だって同一人物なんで、完全に分けられるはずはないですからね。かっこよさげな言葉でいうと「シームレス」ってやつですよ。

で、その混ざりあったものがねじろなんですけれど、やっぱりここを拠点にしていろいろと広げていきたいなとは思っています。
ねじろに関係ないものや実現可能性が高くないものも含めて、「この先10年でやっていきたいこと」を具体的にいくつか言うと、

●「非営利」と「営利」を分けて、ねじろはあんまり儲けないままキープして、別途ちゃんと稼ぐすべを編みだす(ねじろで生計を成立させるのはむりぽ。なにかの通販業務とかそういうの並行してやんなきゃな)

●日本にシェアアトリエを増やす(私のアトリエを増やすんじゃなく、「自分もアトリエ作りたい!」という人を増やして、私なりのやり方全部教える)

●ねじろ、もしくは新たに作る何らかの施設を「一般就労先」として機能させたい(ずっと言ってる『創作しながらちょっと作業とか店番しててくれれば給料あげます』スタイル)

●「グレーゾーン」「軽度障害」という概念をなくす(「重症度が足りずに支援を受けられない」状況や、「支援を受けるために本来の自分の能力を抑えなくてはいけない」ような状況をなくしていく)

などなど。
まだあるんですけど書き始めたら収集つかなくなるので、上記らへんの普段からよく言ってるやつをもうちょっと掘り下げる。

●「非営利」と「営利」を分ける

ねじろね、ヤマトさんと大型郵便局が近いから、なんらかの通販業務するのにちょうどいいんですよね。
アクセサリーパーツの小分け通販とか、メーカー様々取り混ぜた水彩紙のアソートを作って売るとか、「ねじろおすすめ水彩スターターパック」みたいな、おすすめポイントをレビューしたペーパー付きの、そういうのがいいかな?

営利と非営利を分けないとメシ食えなくなっちゃうし、営利目的の販売業務をすることによって、もっとわかりやすく人雇えるようになってこないかな? してもらうタスクが具体的になるんで。
そうなると人さま巻き込むことなので、要模索・要検討・要熟考。

●日本にシェアアトリエを増やす

私だけ成功しても意味ないんですよ。
全国にこういうちっちゃなちっちゃな拠点があって、それぞれのカラーを持って、それぞれのスタンスで、みんなの拠り所ができていくのが夢。
なので工程を全公開してる。自己資金30万、融資100万です。

●一般就労先になりたい

これは一項目めの供述のとおりですね。
通販の発送作業とか、ねじろのお掃除とか店番、そういったそれぞれの得意分野を分担してもらって、もっとまともな委託料が出せる状態にしたいです。現在、一日でも出てきてくれた週に対して2000円っていうウルトラ低価格なので。
A型・B型事業所じゃなくて、従業員でもなくて、「委託」っていうスタイルを想定。で、みんなで教え合いながらがんばって確定申告するの。フリーランスでイラストレーターとかやりたい人の、個人事業主の練習みたいに。保険の折半どうすんのあたりがネックだな〜。考え中。

●「グレーゾーン」「軽度障害」という概念をなくす

これはもうずーっと言ってますけどね。
今ってね、ちょっと調子良くなってきても「障害年金もらえなくなるから勤務抑えめに…」とかしなきゃいけないでしょ、実質。あと発達障害の場合、二次障害が治ってしまったら障害年金ってもらえるの?
この「治ってしまった」っていう表現をしなきゃいけないのが、私の中ですごくいやなんですよ。
いうても発達障害。今の社会では定形の方ほどバリバリ器用に働くのは無理だし、やっぱり比較的調子は崩しやすいから、「稼いでる間は減額」で全然いいからほんのすこし助けてもらいたいんだけど、そういう制度ないじゃない。

だから、「足りない分だけ助けます」っていう制度がほしいのよね。
すこしつらい場合、すこし助けます。 すごくつらい場合、すごく助けます。っていうふうに。これをもっときめ細やかに。
私は通常「すこしつらい〜つらくない」ぐらいで時々「すごくつらい」なんだけども、支援を頼る場合に「ずっとすごくつらい」の人のふりしなきゃいけない時っていうのが、ぶっちゃけ、あるんですよね。
そのへんが整頓されて、もっときめ細かい支援が可能になってきた時に、「グレーゾーン」っていうよくわからん概念(だってこの世の人間全員グレーゾーンちゃうの?)は失せていって、本当の意味での「スペクトラム」「グラデーション」となる気がしてるんですよね。

そのために何をすべきかってなった時に、「障害年金をもらいながらねじろを立派に育てて、やがて自分の稼ぎだけで生きていけるようになりました〜というひとつのモデルケースとして成立させる」っていうのが私にできる方法論なのかなと思ってて。
だから今、一生懸命あれこれやって、金策を練ってるんですよね。安定させていきたい。あと「経営は冷徹にならないとうまくいかない」っていう固定概念はぜひとも打破したい。手伝ってくれてる人間をちゃんと人間として扱ってこそでしょ。

なんかそんなかんじで、うにゃうにゃやっております〜。

はい〜。

どうも〜。

「はいっというわけでね!!!!!はじまりましたけども!!!!!」っていう元気なyoutuberにはなりたくないタイプです。

はい。

では。